やつさんとは5年以上のお付き合いになりますが、一緒に仕事について深くお話し、デザインをさせて頂いたのは今回が初めてです。
10年以上デザインしている中で、表裏で目的が違う名刺を作ったのも初めてだったので、とても楽しいお仕事でした。(きい)
「Asyl」という名前でフットセラピーをされるようになったのは2011年から。
きい:名刺を欲しいと思ったきっかけは何でしたか?
やつ:人と会う時に『フットセラピー』という私の仕事をパッと説明できるものがほしかったんです。
「足のマッサージです!」までは言えるけど、その後にちゃんと「こういうマッサージで〜」って説明をしないと分かってもらえなくて、 でも、話して伝えようとするとくどくなりそうで、なかなか言えずに終わることが多くて…それが悩みでしたね。
—使ってみたら、反応はいかがでした?
この名刺だと、まず絵(写真)で相手に伝わっちゃうから、すごいと思いましたよー。
名刺を見て「ん?」って興味を持ってくれて、向こうから「何ですかこれ?」って聞いてくれる。
とくに、上にある『癒し系ではありません』の言葉にはとても反応がありますよ。すごくキャッチーだから、みんな必ず見てくれる。 たまに爆笑されたり(笑)
—それは狙い通りで嬉しいです!このキャッチは、すごい掴みですよね〜
「単なるマッサージじゃない」って伝わるのは、まずスゴイです。このキャッチコピー載ってて良かった!
マッサージには、さわる程度のものとか軽いものがあるけど、私のフットセラピーは「中国式も入ったちょっと痛いめ」ってことを、理解してもらえる。
—このキャッチはいいですよね。
突然、やつさんが思いついたんですが、何かきっかけがあったんですか?
私も出産後、癒し系のマッサージに高いお金を出して行ったことがあって。
でも、「気持ちいい〜」ってなれても、家に帰った瞬間、子供は泣いてるわ、家事はやらないといけないわで「高いお金払っても、すぐに戻っちゃうな〜」と思った。
その頃、『ゾーンセラピー(フットセラピーのベースになるセラピー)』というのを学んでいたんだけど、それは、リラクゼーションや癒し系じゃなくて「ちゃんと現実に戻っていく」っていうもので。
私自身もそこに惹かれていたから、その部分を強く言いたいなって思ったら、あの言葉が出てきたんですよね。
—名刺交換では、まず自分を伝えるネタを振ることが大切だから、相手に興味を持ってもらえるのはすごく良いことですね。
このキャッチがあって、逆に向こうから質問してくるようになったら、名刺交換はやりやすくなりましたか?
なったなった。ここに「心のくせは身体のくせ」っていう文字も置いたでしょ。これも、話のツールとしてはすごく便利ですね。
セラピストっていうと「癒し系の方ね〜」って普通は言われるんだけど、「いえ違うんですよ」っていう話もできるし「心のクセは身体に出るんですよ」という話に持っていける。
この1枚だけで、いろいろ話せるのがすごい!
—実際に名刺を持って話をすると、写真とか文字とか、指を差して話したりしませんか?「これが〜」という感じで。
しますね。そうすると、くどくなく話せるっていうか。 言葉で説明すると「聞いてよ!」みたいな感じになっちゃうけど、名刺を見せながらだと、自然に話せて説明しやすい。
ビジュアルとキャッチフレーズのこの組み合わせって、大きいですね。というか、文字とかほとんど見られてない。イラストとか写真のほうが伝わるんだなって思いました。
キャッチーなネタが名刺の中に散りばめられていて、相手から「これは何?これは何?」って聞いてもらえる。私は「これはね、これはね」って言うだけ。すごくやりやすいです。
—そうなんです!会話のネタになるように、狙って仕掛けてるんですよー。
—「フットセラピスト」ってあまりメジャーな職業名ではない気がしますが、名刺を渡した方は、すぐに理解してくれますか?
そうみたい。「フットセラピストです」と言いながら名刺を渡すんだけど、相手の方は「足の写真」を見て、「足のマッサージをするんだな」とすぐに分かるようで。私の言葉よりも、写真を見て理解している感じ。
だから、ビジュアルは本当に重要だと思いましたね。この写真がなかったら、まず『足をマッサージする仕事』ということすら伝わりにくかったと思う。—名刺交換では、名刺は自然に裏返されますよね。
やつさんの場合は、裏面が醤油屋さんの名刺という不思議な構造ですが、いかがでしたか?
ふつうは、名刺の裏面って表面の情報のつけ足しみたいなものかもしれないけど、 私の名刺は表裏でぜんぜん違うから、「ええ?!」とすごく珍しがられますよ。
—「しかも醤油~!?」と
—醤油に興味を持たれた方には、どのようにお話をされます?
「おばあちゃん家が代々お醤油屋さんでして」
「私もセラピストとして、身体を扱っているので、食は大切だと思ってるんです」
という感じでお話しを始めます。
その時は「身体のためにも安全にこだわり抜いて作ってる醤油なんです。」と、自信を持っておすすめしてます。
『森田醤油』をPRする時は裏面をメインに使うから、その時は裏がフットセラピーになる。すると裏返した時に「えっ セラピストさんなの?!」って、今度は逆で驚かれたり。
表裏違う名刺って、ほんと面白いなあと思います。
| 次へ>> |
Asyl(アジール)やつゆかこ さん
出産後、育児や親の病気に葛藤する中、人間の心と体のつながりに興味を持ち、セラピストの道へ。
夢は、心・身体の調子の悪い方が、フットセラピー以外にも様々なセラピーを体験したり、ご案内ができるような「サロン」を作ること。
| 2006年 | 日本アロマ環境協会認定 アロマテラピーアドバイザー取得 |
| 2007年 | 「ふくらはぎをもむと超健康になる」の著者 大谷由紀子氏のもとでゾーンセラピーを学ぶ。 |
| 2008年 | 日本ゾーンセラピー協会認定 ゾーンセラピスト取得 |
| 2010年 | 厚生労働省認定 認知証サポーター |
◯ フットセラピー【Asyl】アジール» http://asyl.free-homepage.biz/
◯ 森田醤油» http://morita-syouyu.com/
毎週金曜日:おどりばハウスにてフットセラピー開催中(要予約)