☆ ご友人への紹介大歓迎 ☆
約13年前、グラフィックデザインの道に入り、小売店舗や商店のデザインツール、中小~大企業の一部門でのデザインなどを行ってきました。
フリーペーパーの編集から始まり、チラシ、広告、名刺、カード、ポスター、CD、CDジャケット、ホームページ、アパレル、建築資材、展示会ブース などなど、たくさんのものをデザインしてきて、現在は総数約500種類のデザインをしてきたことになります。
私の場合のグラフィックデザイナーというお仕事は、デザインで主に「広告」を作ることが目的で、それは「デザインで宣伝媒体を作り、売り上げを上げる」ということです。
(音楽業界でのお仕事だけは、一部「かっこよくて、アーティスティックで、おしゃれなだけでOK」というお仕事がありました。)
「広告って、なぜこんなにも売り込まないといけないんだろう?」
広告を打つのは「売り上げを上げる」という明確な目的があるから。だけど、ただ「売り上げを上げたい。だから売り込む。」で本当にいいのかな…。
そんな疑問がありました。「売れたもん勝ち」の空気を感じていました。
「でも、デザイナーをしながらこんなことを考えているのはおかしいんだろう。きっと新人は皆こうなんだろうな。」と思って口にしませんでした。 (周りも誰も話題にしないので、感じていたのは私だけかもしれません)
利益向上のための「購入意欲をそそるデザインを」という依頼が止まない現場。
でも、新米は疑問があっても仕事をしなければならない。
そう思いながら続けているうちに、デザイン…というか宣伝業務に携わることが辛くなってきました。
「相手を不安に陥れて買わせるって、嘘をついてまで売るって一体なんなんだろう。
なんで私がその手伝いをしているんだろう。」そんな思いがあとからあとから出てきました。
自分が好きなデザインで、人をだましているような感覚が出てきたのです。
「私は広報メディアの分野で、率先して消費者である誰かをだましている。でも消費者は逆に喜んで購入してくれる…。」
あの頃は、世界はメディアの独壇場に思え、その世界の末端にいる自分がひどく卑怯な存在に思えたものでした。
どういうことだろう。宣伝ってなんだろう。
買ってもらえくれさえすればそれでいいのだろうか…。
この思いには長く苦しみました。
新入社員として入った編集社では、「誌面売りの飛び込み営業」というキツイ仕事から始まりましたが、
一日も早くデザイナーとして働けるよう、必死でデザインと格闘をしていました。
私はその中で
「何が正解かは分からないけど、他の方法があるに違いない。」
心の中でそう思いながら、デザインをするためパソコンに向かっていました。